彼女は、神待ちをしていた家出少女

2011-09-16

今、私は「神待ち掲示板」で出会った女の子と交際しています。
今年で二十歳になる彼女は、出会った当時、まだ十七歳でした。親からの暴力に耐え切れず、ついに家出を決心したという彼女は、とても憔悴し切った様子で、駅前のベンチに座り込んでいました。
そんな彼女を見て、どうにかして救けてあげたいと思った私は、彼女を連れて家に帰りました。
家での経緯を聞くうちに、彼女は声を詰まらせて泣き出しました。
神待ち掲示板を使う子ですから、出会い系に慣れた、遊んでいるような女の子だろうと考えていたのですが、実は彼女は、神待ち掲示板はおろか、出会い系サイトそのものを利用する事すら初めてだったのです。
そこで、上記の事情を知ったのですが、私は泣いている彼女を慰める事しかできず、食事と風呂を世話してやり、翌日には二人で日用品の買い物に出かけました。
何日か過ごすうちに、彼女と色々な話ができるようになりました。私自身は暖かい家庭に育っていたので、彼女の家族を否定してあげることで、彼女の気持ちが晴れていくのが分かりました。
それから一ヵ月も経ったでしょうか、私たちは恋人として付き合う事になったのです。
「神様を探していたのに、彼氏が見付かるなんて不思議だね」と言う彼女に、私も同感です。
これまでの三年間、私たちはとても仲のいい恋人として暮らしています。今の私は彼女の恋人で、彼女も家出少女ではありません。近いうちに、彼女の家族にも挨拶をしようと思っています。

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